「若者」向け企画で注意すべきこと

Aug 28, 2014     小泉 耕二   0 Comment     おすすめ, コンサルティング

そもそも若者って誰?

顧客企業でよく「若返り」を知りたいというオーダーを受ける。

私はそこで、「若者」って誰のことですか?と質問をするが、大抵の場合はっきりした回答がかえってこない。

先日も「若いOLをターゲットとした飲料をリリースしようとしていて・・・」という話があったが、OL像というのが具体的にない。

とあるパソコンメーカーも、「若い人」に買ってもらいたいが、どういうコミュニケーションをとればよいかがわからないという。

「若者」を知るにはどうすればよいのだろうか?

これを読むとインターネット上で若者とどうコミュニケーションをとるべきかのヒントがわかります。

「若者」をもう少し区切ってみる

テレビをみていて、若者というキーワードで話題になったことであれば、記憶にあるものも多いのではないだろうか?

  • 竹の子族
  • ジュリアナ東京
  • ルーズソックス

などなど、読者の世代によって、いろいろ流行ったものは思いつくだろう。

大切なことは、ある顧客が何歳の時、どういう社会背景だったか?ということだ。

今でこそ当たり前の、スマートフォン、もちろん10年前にはなかった。

小学生が「パズドラ」をスマートフォンでやっている絵は、私が少年のころ体験した「ファミコンのマリオブラザーズ」のそれとは大違いだ。

今回は、現在「若者」と呼ばれる人たちが、どういう環境下で青春時代?を過ごしたかに焦点を当ててみる。

2014年現在で30歳前後の人の場合(ネット黎明期世代)

今30歳の方は15年前の1999年に高校生一年生の世代だ。

そのころ起こったインターネット上の出来事としては、1998年にNTTドコモからiモードサービスがスタートしたことだろう。

個人の持つケータイ上でインターネットサービスを利用することができるようになった。

iモードは一気に普及し、他のキャリアもインターネットサービスを追随するようになった。

2000年には、記念すべき第一号写メールケータイ、J-SH04がJ-Phoneから発売された。

「写メ」という言葉は、爆発的に広がり、未だにスマートフォンで撮影する写真そのものも「写メ」と呼ぶ人がいるくらいだ。

写メの登場により、気軽にメールで写真を送ったり、インターネットサイト上にアップロードする人がでてきた。

この世代の若者は大学生になる中でインターネットや写真と触れ合うようになり、2004年12月「デコメール」ができるようになるNTTドコモのFOMA端末が発表されるのですがその時大学や社会人なりたての時期ということになります。

1999年頃に流行ったものは、「だんご三兄弟」「ガングロ」「宇多田ヒカルのファーストラブが700万枚突破のセールス記録樹立」

ただ、この世代、20歳になるころにはガラケーで様々なサービスが展開されていて利用もできる経済力もある世代なので小さな画面でいろんなことを調べたり、友達とやり取りをしたりすることにまったく抵抗がない世代だともいえる。

2014年現在で25歳前後の人の場合(ガラケー世代)

さらに5歳下の年代だと、10年前の2004年に高校一年生の世代となる。

中学生の頃にiモードが始まり、高校三年生のころにはデコメールがはやりだす世代だ。

2004年には、株式会社ザッパラスが運営する「前略プロフィール」に代表されるような「プロフ」と呼ばれるサービスがリリースされており中高生に人気のサービスとなる。

プロフというのは、その名の通り、プロフィールで、名前や生年月日、性格、趣味など事細かに記載された情報がインターネット上でさらされている。

写真や投稿できたり、ブログが書けたりする。

プロフィールや写真がさらされているものだから、出会い系として活用されることも多く、社会問題にも発展した。

2004年頃に流行ったものは、「アテネオリンピック」「六本木ヒルズ」「世界に一つだけの花」「オレオレ詐欺」

また、この年齢層以下の人は、ガラケーが子供のころからあるので、PCよりも先にガラケーに出会っていて、そのサービスの進化とともに成長し利用している世代といえる。

2014年現在で20歳前後の人の場合(スマホ世代)

さらに5歳下の年代だと、5年前の2009年に高校一年生の世代となる。

もうこの辺になると記憶に新しいとは思われるが、2006年にKDDIと業務提携したGree社がケータイサービスを席捲し2010年に上場するという流れの中で、デコレーションメールも含め、課金サービスを利用するのが当たり前の世代となっていく。

2011年(高校二年生)にLINEサービスが開始され、以降LINEがコミュニケーションツールの中心となっていく。

2009年頃に流行ったものは、「リーマンショック」「新型インフルエンザ」「Twitter」

このくらいの世代となると、ZOZOTOWNで洋服を買うというのが当たり前という人も増えてきているので、インターネット上での購入も当然気にならない。

また、この年齢層以下の人は、スマートフォンが子供のころからあるので、PCよりも先にスマートフォンに出会っている世代といえる。

インターネット上の出来事と、世代のまとめ

「若者」というとき、高校生、大学生の時代をどういうコミュニケーションツールを使ってきたか?課金は当たり前か?ということを見ていくと様々なサービスでどういう施策が有効かが見えてくる。

世代別インターネットサービスの変遷

特にインターネットにおけるコミュニケーションや販売については、これらの背景をよく理解して企画を検討することが重要だ。

まとめ
若者マーケティングといっても、細かく背景を知ることが重要だ。
特にインターネットにおけるコミュニケーションや販売については、これらの背景をよく理解して企画を検討することが重要だ。

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