組織が発展していくということ

Sep 4, 2014     小泉 耕二   0 Comment     おすすめ, コンサルティング

組織が発展していくというイメージがわかないという方へ

会社や国という組織があって、それが発展していくことで経済が活性化されて、結果自分たちも潤う。というメカニズムがどうもピンとこなくて悩んだことはありませんか?

メンバーがいろんなスキルだったり、性格の人がいるのだけど、「集中と選択だ!」といって無理に一つの事業だけを伸ばそうとしてませんか?

おおよそ、資本主義社会というのは、誰かが儲かってると、誰かが儲かっていない状態になるし、「みんながハッピーになる」といわれるゆえんは、長期的に見てコミュニティ全体が幸福になるということでしかない。

この辺を誤解して、近視眼的にコミュニティを見ると、調子のいい時はいいけど、悪くなると絶望する人がいたりするのでその辺をゼロベースで分析した。

これを読むと資本主義社会で発展するということがどういうことかがわかります。

10人の村が発展するということは・・・

先日、藤沢数樹さんという方がかかれた、「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」という本を読んでいて興味深い話がありました。(やや発展的に内容を変えてます)

例として、10人の農村を発展するということがどういうことかを考えてみる。

はじめ、10人で農村をやっていて、10人ががんばることで10人分の農作物を作っているとする

そのうち、機械でやれば省力化できる手段があることが分かった人がいて、結果5人で10人分の農作物を作れるようになる。

そうすると、農業に向かない下から5人は農業をしなくていいよと言われる。つまり、職を失うことになる。

やることがなくてぶらぶらしていた5人はやがて、川の魚をとって食べるとおいしいことに気づく。

結果、その村は農作物と魚が食べられるようになる。

ほどなく、農業改革と漁業改革が行われ、どちらも1人でも今と同じだけ生産できるようになる。

また余った人材が、洋服を作ったり、果物を作ったり、はたまた、歌を歌ったり、インターネットでメディアを作って儲けたりするようになる・・・

そうやって、その村全体の富はどんどん増えて、発展していく。

今度は、村の中だけでなく、他の村とも交流を始める。

農機具を改革したこの村は、農機具を他の村にも売り出して富を得るようになる。

生産力を上げるために、他の村からも人を受け入れる。

実は受け入れた人は、猟が得意な前の村ではあまり活躍できず流れてきた人だった。

まず、得意なことが何かを知るべき

自社や自国の中で、もっとも得意な分野がなにかをまずは見極めないといけない。

経営者自身が器用で、いろいろできると、「組織がなにができるのか?」を考えず「自分が何ができるか?」で仕事をしてしまう傾向が強い。

そういう経営者は、いろんなことを器用に把握して、指示もだせるので、ある程度大きくなった組織を任されるのに向いているが、黎明期にそういう人が経営者をやっていると一つのことに集中できなくなりがちだ。

はじめは、この農村のように、農業を徹底的に改革していって、生産性を上げたり、新しい品種を作ったりしていくべきだ。

次に発展のための種を見つける

このことができたところで、この村は他の村より「村として」発展している状態となり、もっと農業についてできる人間を入れたいと思うようになる。

一方で農業で10人は生活していけるのだから、余剰人員は別のことをやらせることで次の発展の種を見つけることができる。

ここで大切なのは、組織を分けて自律的に発展の種を発見させなければならないということだ。

多様性を受け入れ、大きく発展する

現代のように変化が激しい社会では、一つのことだけを黙々とやっているわけにはいかない。

そこで、企業や国は自分の得意なことをどんどん作りだし、多様性のある組織を作ることで変化にも耐えるようになっていくのだ。

現代社会において、組織が発展するということは、多様性を受け入れ、新しい発展の種を見逃さず、軸になる強みは生かしながら変化していくということだ。

まとめ
組織の発展は10人の村を考えればよい。
発展の種を見つけたら、変化を恐れず多様性を受け入れていくべきだ。

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