50億円!! iemoにみるECの未来

Oct 2, 2014     小泉 耕二   0 Comment     コンサルティング, マーケティング

住まい情報に特化したサイトの狙いとは?

2014年10月1日、住まいに特化したまとめサイト「iemo」を手がけるiemoと、女性向けファッションのまとめサイト「MERY」を運営するペロリの2社を合わせて約50億円で買収した。

iemoは、2013年12月にスタートした企業で、わずか9ヶ月で売却したことになる。

様々な憶測の元、iemo代表の田村マリ氏のインタビュー記事が公開された。

その記事で田村氏作るサービスは、今後のEC事業モデルにおける主流になるのといえるものだ。

これを読むと、今後のEC事業のモデルがわかります。

iemoって何?

http://iemo.jp/で見ることができるが、もともと「住」関連のキュレーションサイトだ。

90%が女性で、現在150万人がアクセスしているサイトだ。

実はこのサイト、きれいで、インテリア好きがこうじて、筆者も会員登録をしている。

位置づけとしては、「キュレーションサイト」で、様々なサイトの写真を引用してきていろんなユーザがよいポイントを挙げている。

キュレーションサイト全体にいえることだが、スマートフォンでの「ながら見」ができるため、きれいな写真とユーザの工夫を長くみていても飽きることはない。

眺めているだけでも、楽しくなるサイト、そこにどうやって「儲ける」余地を作ったか?というところが面白い。

いろんな情報を見ているから、気になる、聞きたくなる

ユーザはiemoの様座なユーザが投稿した写真や記事をみて、気になる。

サイト内には、「相談」コーナーがあって、

「今月から1LDKの部屋に住むのですが…中々良いベッドが見つかりません。収納はありでもなしでも良いです。男物で何かオシャレなベッドがあれば教えて下さい!!
よろしくお願いします(・・;)
※写真のベッドは候補の一つです。」

などと質問をするのだ。

そこに、登録している業者は「こんなのどうですか?」と提案ができる。

もともと欲しいと思っているユーザに提案するのだから、お店で接客しているようなものだ。

これまで大量の販促費をかけて、広告を出しまくり、集めた人の中から数パーセントの興味を持ってる客を選別し、販売するというやり方がばかばかしくなる。

キュレーションサイトというと、情報のまとめばかりが目に行くが家具などもともとインターネット販売が多く流通している業種にはとても向いているといえる。

膨大なデータを検索することはあっても、結果あなたが検索されることはどんどん少なくなる

検索エンジン対策(SEO対策)を真面目にやるとわかるのだが、インターネット上で人気のキーワードで自社のサイトが検索されるようになるのはとても難しい。

楽天のようなサイトでは、楽天自体に集めるために、検索エンジン広告を出し、楽天サイト内で自社が露出するための広告を出し、さらに、値引きをしてお店を知ってもらうという血のにじむような努力をして売り上げを稼いでいる。

しかし、このサイトに業者登録しておけば、担当者はつぶさにユーザの相談に乗ってあげればよいのだ。

今はまだ150万人というユーザ数なので、商談になるような余地は少ないかもしれないが、今後利用者が増えると真面目にやればやるだけ結果がでるということになるだろう。

キュレーションサイトを使ったECサービスの事業モデルの変革は始まったばかりだ。

今後の発展に注目していきたい。

まとめ
iemoは家具などのキュレーションサイトだ
キュレーションサイトはスマートフォンらしく、ながら見のユーザが集まる傾向がある
ながら見の中で発生する相談事をユーザ同士が答えるだけでなく、業者が答えるというスタイルが今後のECの事業モデルを変える

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